日産自動車の役員報酬が、SNSやニュースで話題になっています。
2025年3月期の有価証券報告書によると、前社長・内田誠氏の年収はなんと約3億9000万円!
さらに、退任役員4人には6億円超の報酬が支払われていました。
- 内田誠前社長の報酬の内訳
- 他の高額報酬役員のデータ
- 株主総会での怒号と混乱
- 他社との報酬比較
- 今後の報酬制度の見直し
など、話題の「日産自動車 役員報酬」の全貌をわかりやすく解説しています!
日産自動車の役員報酬が話題に!いくらもらってるの?

2025年3月期の有価証券報告書で明らかになった日産自動車の役員報酬が、ネット上で注目を集めています。
SNSでも
「日産の役員、そんなにもらってるの!?」「一般社員との格差がエグい…」
といった声が多数。
まずは、気になるその金額と内訳を見ていきましょう。
内田誠前社長の報酬は約3億9000万円!その内訳とは?
結論から言うと、内田誠前社長の2025年の報酬は約3億9000万円でした。
かなりの金額ですが、実は前年より約3億円も減少しています。
理由としては、業績の悪化や赤字転落による賞与やインセンティブの縮小があるようです。
内訳は以下の通りです。
- 基本報酬:1億2400万円
- 年次賞与:1700万円
- 業績連動インセンティブ:4500万円
- 株式報酬(RSU):1700万円
- その他報酬:1億8700万円
特に「その他報酬」の金額が大きい点に注目が集まりました。
このように、基本給以外の構成が大きく影響するのが役員報酬の特徴ですね。
次は、内田誠前社長以外の役員の報酬についても見ていきましょう。
1億円超の役員は5人!他の役員の金額もチェック
日産自動車では、2025年3月期に1億円以上の報酬を得た役員は5人でした。
以下がその内訳です。
- スティーブン・マー元CFO:5億400万円
- 坂本秀行副社長:2億6800万円
- 中畔邦雄副社長:2億1600万円
- 星野朝子元副社長:2億2700万円
このように、複数の役員が高額報酬を得ており、SNSでも「庶民感覚とのギャップがすごい」と話題に。
次は、さらに注目された“退任報酬”について見ていきます。
退任報酬も話題に!6億円超は高すぎる?

日産の役員報酬が炎上気味に注目されたもう一つの理由が「退任報酬」です。
特に、退任役員4人に支払われた合計6億円超の報酬が大きな話題になりました。
その背景や株主の声を詳しく見ていきましょう。
退任役員4人の報酬総額とその背景
退任役員4人に支払われた報酬総額は、6億4600万円です。
内訳の詳細は開示されていませんが、基本報酬や功労金、株式報酬などが含まれているとみられます。
問題視されたのは、これだけの報酬が業績赤字の年に支払われたという点。
特に内田誠前社長に対する退任報酬の妥当性に疑問が投げかけられています。
このことが、株主総会の場での議論に発展しました。
次の見出しでは、その株主総会の実態を掘り下げます。
「なぜこんなにもらえるのか」株主の疑問と不満
株主たちは「役員が責任を取らずに報酬だけ得ている」と強く批判しました。
「6億円の25%って…結局いくらもらってたの?」
という疑問や、
「退任報酬ってなんの対価?説明が欲しい」
という声も。
日産のガバナンス(企業統治)に対する不信感がにじみ出る総会となりました。
この怒りの矛先は、株主総会当日の現場にまで及びます。
次はその様子を見ていきましょう。
株主総会が大荒れ!役員報酬に飛び交った怒号とは

2025年6月の株主総会では、役員報酬をめぐって会場が一時騒然となる場面もありました。
赤字決算とリストラ策が発表されたタイミングでの高額報酬に、怒りが爆発したようです。
怒号が飛び交った株主総会のリアルな声
株主たちからはこんな発言が相次ぎました。
「赤字なのに役員は報酬をもらいすぎ!」
「リストラは社員、報酬は自分たち…それってどうなの?」
「一言も謝罪しないって、経営者の自覚あるのか?」
会場では怒号も飛び交い、3時間におよぶ異例の長時間総会となりました。
中でも問題視されたのが、内田誠前社長が一言も発言しなかったこと。
次の見出しでは、他社の役員報酬と比べて日産の報酬がどうなのかを検証します。
「責任は誰が取るのか」3時間の議論の中身
役員報酬の承認議案は株主の反対多数にも関わらず可決されました。
理由は大株主(日産と提携関係にある企業など)の賛成票によるものとみられます。
結果的に、
という印象を残す形に。
次は、他の大手自動車メーカーの役員報酬と比べてみましょう。
他社と比較!日産の役員報酬は本当に高いの?

「日産だけが高額なのか?」という疑問に答えるべく、トヨタやホンダのデータと比較してみました。
結果、意外な事実が浮かび上がってきました。
トヨタ・ホンダ・スズキの報酬と比べてみた
2024年度の役員報酬(参考値)
- トヨタ自動車(社長):約5億3000万円
- ホンダ(社長):約3億6000万円
- スズキ(社長):約2億7000万円
- 日産(前社長):約3億9000万円
このように、**日産の報酬は業界内では“平均よりやや高め”**というポジションです。
売上や営業利益規模に対して、やや高いと見る人も。
では、報酬の金額と業績にはどんな関係があるのでしょうか?
報酬額と企業業績の関係はどうなっている?
通常、役員報酬は業績に連動する「変動報酬」が多く含まれています。
しかし日産では、業績が赤字でも株式報酬や退任報酬が支払われている点が問題視されました。
業績が悪化しているにも関わらず高額報酬が維持されると、経営陣への信頼は大きく揺らぎます。
今後の報酬制度の見直しが求められるのは間違いなさそうです。
Q&Aでわかる!この記事の補足
Q: 内田誠前社長の2025年の報酬はいくら?
A: 約3億9000万円です。前年からは約3億円減少しています。
Q: 退任役員への報酬総額は?
A: 4人で合計6億4600万円が支払われました。
Q: 株主総会ではどんな議論がされたの?
A: 「高額報酬はおかしい」「経営責任を取っていない」などの怒号が飛び交いました。
Q: 他の大手自動車メーカーと比べて日産の報酬は高い?
A: 平均よりやや高めですが、トヨタの方が上回っています。
Q: 今後、報酬制度の見直しはある?
A: 株主の批判が強いため、制度変更の可能性は高いです。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 内田誠前社長の報酬は約3億9000万円
- 報酬1億円超の役員が5人も在籍
- 退任報酬6億円に株主が猛反発
- 株主総会は怒号が飛び交い3時間に
- 他社と比較しても報酬はやや高め
- 今後は報酬制度の見直しが必須
この情報をもとに、企業のガバナンスや報酬の透明性について考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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