田久保真紀 経歴に注目が集まっています。
伊東市でカフェを営みながら市民運動を立ち上げ、市議から市長へと駆け上がった彼女ですが、いま“除籍”や“学歴詐称”といったワードが世間を騒がせています。
この記事では、田久保真紀さんの人物像を経歴から丁寧にひもとき、学歴問題や百条委員会の動きなど、現在進行中の出来事もわかりやすくまとめました。
- 田久保真紀さんのプロフィールと経歴がわかる
- なぜ除籍が問題視されたのかが理解できる
- 市長選の背景や再出馬の可能性も整理できる
市民からの支持を得て市長に当選した田久保真紀さんが、なぜ今苦境に立たされているのか。
その理由を一緒に見ていきましょう。
田久保真紀 経歴まとめ!どんな人物なのかプロフィールから確認

田久保真紀さんのこれまでの経歴をひも解くと、意外な一面が見えてきます。
ここでは、基本的なプロフィールと学生時代の出来事について紹介します。
出身地・学歴・年齢などの基本プロフィール
田久保真紀さんは1970年2月3日生まれで、2025年現在55歳です。
出身は千葉県船橋市ですが、中学3年生の時に静岡県伊東市へ引っ越しています。
伊東市立北中学校、静岡県立伊東城ヶ崎高等学校を卒業し、その後は東洋大学法学部へ進学しましたが、後述するように卒業には至りませんでした。
2025年には伊東市長に初当選し、市政を担うことになりました。
次では、大学生活から除籍に至るまでの経緯を見ていきます。
東洋大学除籍の背景と学生時代の様子
東洋大学に在学していた田久保真紀さんですが、大学を卒業することはありませんでした。
本人も後に認めた通り、実際には「除籍」となっており、大学側からの正式な証明も取り寄せた結果、卒業ではなかったと判明しました。
在学当時はバイクに乗る生活や自由なスタイルだったと語っており、通学も継続的ではなかったようです。
このような学生生活を経て、広告業などの職を経験した後、伊東市でカフェを開業することになります。
次では、そのカフェ経営と地域活動がどう市民運動につながったかを紹介します。
田久保真紀 経歴の転機!カフェ経営から市民運動への目覚め

政治の世界へ入る前、田久保真紀さんはカフェ経営を通じて地域とのつながりを深めていました。
この経験が、その後の市民運動の原点となったのです。
地元・伊東市でのカフェ経営と地域活動
2010年に地元・伊東市に戻った田久保真紀さんは、自らカフェを開業しました。
このカフェは単なる飲食店ではなく、地域の人たちが集まり、意見を交わす場所として機能していたそうです。
市民の悩みや地域課題に耳を傾ける中で、田久保真紀さん自身も伊東市の未来を考えるようになりました。
そして、このカフェでの交流を通じて、ある大きな問題に取り組むことになります。
それが次に紹介する「メガソーラー反対運動」です。
メガソーラー反対運動と市民からの支持
2018年、伊豆高原で韓国系企業によるメガソーラー開発計画が持ち上がりました。
田久保真紀さんはその影響に危機感を覚え、「伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会」を結成し、代表として反対運動を主導します。
市民の生活や環境を守るため、経済産業省にまで陳情に出向くなど精力的に活動しました。
この行動力が市民の共感を呼び、やがて市議会議員への立候補、そして当選へとつながっていきます。
次の見出しでは、市長選での勝利の背景を見ていきましょう。
田久保真紀 市長選で初当選!なぜ支持されたのか?

2025年の市長選では、現職を破って見事に初当選を果たした田久保真紀さん。
その背景には、明確な争点と市民の支持がありました。
市長選で掲げた政策と対立候補との違い
市長選では、総額42億円にも及ぶ図書館建て替え計画が大きな争点となりました。
田久保真紀さんはこの計画に「NO」を突きつけ、市民の生活を優先する立場を強調。
一方で、対立候補の小野達也氏は計画推進派で、自民党・公明党などの推薦を受けていたため、組織票で優位に立っているように見えました。
しかし田久保さんの地道な市民活動や、顔の見える政治姿勢が多くの有権者に届いたのです。
この戦いがどう決着したか、次で詳しく見ていきます。
結果と当選後の動き、注目された改革姿勢
市長選では14,684票を獲得し、対立候補を上回る得票率で当選を果たしました。
この結果により、伊東市では31年ぶりとなる非自民系市長が誕生。
さらに初の女性市長としても注目され、図書館建設の見直しや地域密着型の施策を次々と打ち出しました。
ただしその活躍の陰で、後に学歴問題が表面化していきます。
次の見出しでは、その除籍問題と学歴詐称疑惑について掘り下げます。
田久保真紀の学歴詐称と除籍問題とは?

市長当選からわずか1か月で浮上した学歴問題。
それは除籍だったという過去が、公職選挙法違反の可能性まで波及する大きな疑惑へと発展しました。
東洋大学卒業と公表した経歴に疑惑
田久保真紀さんは「東洋大学法学部卒業」と公的プロフィールなどで公表していました。
しかし実際には大学を卒業しておらず、除籍処分だったことが判明。
市議会での質問を受ける中で、証明書の提出を拒んだり、
「記憶違いだった」
と弁明したことがさらに疑念を呼びました。
この一件は市民からの信頼に大きな影響を与え、議会でも問題視されていきます。
次では、議会がどう対応したのかを見ていきましょう。
会見と発言の矛盾、東洋大学の見解
その後の会見で田久保さんは「卒業証書があったと記憶していた」と釈明。
一方、東洋大学は「卒業後に除籍されることはない」と断言しており、両者の主張は真っ向から対立しています。
会見には市の職員を一切入れず、弁護士と後援会が仕切るという異例の形式も批判の対象に。
こうした対応の不透明さが、議会による百条委員会の設置や辞職勧告へとつながっていきました。
次はその流れを詳しく解説します。
百条委員会と辞職勧告!市議会の対応と今後の展開
学歴詐称の可能性をめぐって、市議会は正式に調査委員会を設置しました。
ここから事態はさらに深刻化していきます。
百条委員会とは?設置に至った背景
百条委員会とは、地方自治法に基づいて設置される強い調査権限を持つ特別委員会です。
伊東市議会は、市民からの疑問や証拠不十分な会見に対して疑念を深め、全会一致で設置を決定。
田久保真紀さんはこの動きに対して「怪文書による誹謗中傷」と反論し、会見をキャンセルするなど混乱が続きました。
一方で市民の不信感は高まり、公務のキャンセルが相次ぐ事態に発展します。
この動きが、ついに辞職勧告へと結びつきました。
辞職勧告決議と再出馬の可能性
2025年7月7日、伊東市議会は「辞職勧告決議案」と「百条委員会の設置」を全会一致で可決しました。
田久保真紀さんはその日のうちに辞職を表明しましたが、「出直し市長選には再出馬する」と明言。
卒業証書の偽造疑惑については、静岡地検に上申し、法的判断を仰ぐとしています。
今後の選挙結果や市民の反応によって、田久保真紀さんの政治家としての再起があるのか、注目が集まっています。
次は、この記事を読んだ人が気になる疑問とその答えをまとめます。
よくある質問(Q&A)
Q: 田久保真紀さんは本当に東洋大学を卒業していないのですか?
A: はい。田久保真紀さんは2025年7月の会見で、自身が東洋大学を卒業しておらず「除籍」だったことを認めました。
Q: 除籍と中退はどう違うのですか?
A: 「中退」は学生の意志で辞めることですが、「除籍」は学校側が在籍資格を取り消す措置で、より重い意味を持ちます。
Q: 学歴詐称は公職選挙法違反になるのですか?
A: 自ら「卒業」と明記した証拠があれば違法の可能性がありますが、田久保さんは「誤記だった」と主張し、法的判断は今後の調査結果によります。
Q: 百条委員会って何をするところですか?
A: 百条委員会は地方自治法に基づいて議会が設置する調査機関で、証人喚問や資料提出を求める強い権限を持っています。
Q: 田久保真紀さんは今後、また市長選に出るのでしょうか?
A: 本人は記者会見で「出直し選挙に再出馬する」と明言しており、今後の選挙活動に注目が集まっています。
次は【STEP7:まとめ】に進みます!
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 田久保真紀さんは、カフェ経営や市民運動を経て伊東市長に初当選した人物
- 東洋大学卒業と公表していたが、実際は除籍であったことが判明
- 学歴詐称疑惑が浮上し、市議会では百条委員会の設置と辞職勧告が可決
- 田久保真紀さんは辞職後も再出馬を表明し、政治活動を続ける意志を示している
これまでの歩みを見ると、田久保真紀さんは市民に寄り添った行動で支持を集めた一方、説明責任の不十分さが疑惑を深めた要因にもなっています。
今後の再出馬や市民の評価がどう変化するのか、引き続き注目が必要です。
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